開業の手続き

個人事業主の従業員の雇用保険|初めて雇うときの届出と期限

初めて従業員を雇う店主が、窓口で労働保険の成立届について説明を受けるイラスト

更新:2026/10/23 / 情報確認:2026/10/23 / お店の開業ノート

先に答え

個人事業主が雇う従業員は、週の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用見込みがあれば雇用保険の対象です。労災保険は別の制度で、労働者を1人でも雇えば原則として成立の手続きが要ります。

労働保険の手続きとは別に、経営と税務の相談先を確認します。 ↓

制度・税務などの確認先(サービス紹介とは別)

手続きは、労働基準監督署とハローワークへ

労働保険の成立は所轄の労働基準監督署、雇用保険の手続きはハローワークで行います。勤務条件の判断に迷う場合は、雇用契約書を持って相談します。

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確認する条件を本文で読む ↓

個人事業主の従業員の雇用保険は週20時間と31日で判断する

最初に、雇用契約で週の所定労働時間と雇用の見込みを確かめます。厚生労働省の案内では、週20時間以上で31日以上の雇用見込みがあれば被保険者です。両方に当たれば、事業主の判断で加入を省けません。

表は左右にスクロールできます。

制度誰が対象か小さな店で最初に確かめること
労災保険原則として労働者。短い時間の人も含む労働者を雇う事業か、業種の例外に当たるか
雇用保険原則、週20時間以上で31日以上の雇用見込みがある人契約上の週の時間、期間、更新の条件
健康保険・厚生年金適用事業所で要件を満たす人法人か個人か、業種、勤務の時間と日数を別に確かめる

2028年10月1日からは、週の所定労働時間の要件が10時間以上に広がります。2026年10月時点の判定には、今の20時間の要件を使います。

契約の途中で見込みが変わる場合

契約の時点で31日未満でも、あとから31日以上働く見込みになれば、その時点から対象になる場合があります。契約を更新するときは、週の時間と期間を記録し直します。

確認資料:厚生労働省|雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか / 厚生労働省|雇用保険法等の一部を改正する法律の概要(2024年)(2026年10月23日確認)

個人事業主の従業員の雇用保険と労災保険は手続きを分ける

労災保険と雇用保険はまとめて「労働保険」と呼ばれますが、対象の見方が違います。労災保険は、労働者を1人でも雇う事業なら原則として成立の手続きが要ります。週20時間未満のパートでも、労災保険は原則として対象です。

表は左右にスクロールできます。

初めて人を雇うときの例原則の扱い気をつけること
フルタイムの従業員を1人雇う労災の成立と雇用保険の資格の判定事業所の手続きと本人ごとの届出を分ける
週20時間未満のパートを雇う労災は原則対象、雇用保険は通常対象外契約の変更や実際の労働時間を確かめる
週20時間以上で31日以上の見込み労災・雇用保険の両方を確かめる学生などの適用除外は窓口で確かめる
個人経営の一部の農林水産業労働保険が暫定任意適用になる場合がある業種・人数で扱いが変わる

店主本人は、自分の事業所の従業員として扱われません。店主の健康保険と年金は、従業員の労働保険とは別に確かめます。

同居の家族を雇う場合の3つの条件

個人事業主と同居する親族は、原則として雇用保険に入れません。ただし厚生労働省は、次の3つをすべて満たせば加入できると案内しています。

1つ目は、事業主の指揮命令に従って働くことが明確なこと。2つ目は、勤務の時間や休日、賃金の決め方と支払いが、他の従業員と同様に管理されていること。3つ目は、取締役など事業主と利益を一にする地位にないことです。

勤務の記録などを用意して、管轄のハローワークに前もって相談します。

確認資料:厚生労働省|労働保険の成立手続 / 厚生労働省|雇用保険 Q&A(事業主の皆様へ) / 日本年金機構|適用事業所と被保険者(2026年10月23日確認)

個人事業主の従業員の雇用保険は届出の期限から逆算する

一般的な順番は、労働保険の保険関係成立届を出してから、雇用保険の適用事業所設置届と資格取得届を出します。成立届は、保険関係が成立した日から10日以内です。資格取得届は、被保険者になった日の属する月の翌月10日までです。

表は左右にスクロールできます。

手続き期限出す先
労働保険 保険関係成立届保険関係が成立した日から10日以内所轄の労働基準監督署
労働保険 概算保険料申告書保険関係が成立した日から50日以内労働基準監督署・労働局・日本銀行など
雇用保険 適用事業所設置届設置の日の翌日から10日以内所轄のハローワーク
雇用保険 被保険者資格取得届被保険者になった月の翌月10日まで所轄のハローワーク

業種によっては、労災保険と雇用保険の手続きの窓口が分かれます。初めて雇うときは、事業の内容を伝えて順番を確かめます。

用意する資料

雇用契約書や労働条件通知書に、週の所定労働時間、契約期間、更新の条件を書きます。窓口では、賃金台帳、労働者名簿、出勤簿などを確かめられることがあります。

  1. 雇用契約で週の時間と期間を決める
  2. 保険関係成立届を労働基準監督署に出す(10日以内)
  3. 概算保険料申告書を出す(50日以内)
  4. 雇用保険の設置届と資格取得届をハローワークに出す

確認資料:兵庫労働局|労働者を雇用したとき(労働保険) / 厚生労働省|雇用保険の手続き一覧 / 厚生労働省|雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか(2026年10月23日確認)

個人事業主の従業員の雇用保険|相談先・サービスの役割を確認

以下は、この記事の確認を進めるときに使えるサービスの紹介です。向く人と対象外の判断は、公式のサービス範囲を踏まえた編集上の整理です。

公的な経営相談サービス

よろず支援拠点

創業予定者や小規模事業者の経営相談を受ける支援拠点。

向く人
費用・売上計画・集客など、何から決めるか整理したい人。
範囲・注意点
税務申告の代行や許認可の審査窓口ではありません。地域拠点で相談方法を確認。
料金・利用条件
経営相談は何度でも無料。相談対象と予約方法は所在地の拠点へ。
相談窓口を探す

根拠:提供元の公式案内(2026-10-15確認)。申込前に現在の条件を確認してください。

民間の税理士紹介

税理士ドットコム

地域・業種・依頼内容で探す検索と、コーディネーターの紹介。

向く人
お店の業種、相談内容、予算を伝えて候補を探したい人。
範囲・注意点
税理士の報酬は別契約。紹介を受けても店舗分野の経験や対応可否は面談で確認。
料金・利用条件
紹介サービスの利用は無料。顧問・申告等の費用は個別見積。
税理士を検索する

根拠:提供元の公式案内(2026-10-15確認)。申込前に現在の条件を確認してください。

個人事業主の従業員の雇用保険のよくある質問

週20時間未満のパートなら、労災保険も要りませんか。

要ります。雇用保険の時間の要件は、労災保険には当てはまりません。労働者を雇う事業は、原則として労災保険の成立の手続きをしてください。

本文の根拠・関連する公式確認先

公式資料の確認範囲で整理しています。契約・申請時は最新の原文と、ご自身の条件を確認してください。確認項目の提案は編集上の整理です。

申し込む前に、使う範囲をもう一度。

公式の条件と自店の必要な作業を照合してから判断しましょう。

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